クレジットカードで決済した商品の返金処理について解説!返品した場合の流れや返金されるタイミングは?

クレジットカードで決済した商品の返金処理について解説!返品した場合の流れや返金されるタイミングは? クレジットカードで決済した商品の返金処理について解説!返品した場合の流れや返金されるタイミングは?

クレジットカードで決済した商品の返金処理について解説!返品した場合の流れや返金されるタイミングは?

クレジットカードを使用すれば、実店舗やネットショップで快適に決済できます。ただし、クレジットカードは利用シーンが多いため、商品やサービスの返品・キャンセルなどにより返金処理されるケースも少なくありません。
この記事では、クレジットカード決済をした後の返金の流れについて解説します。クレジットカード決済の仕組みも解説するため、ぜひ参考にしてください。

クレジットカード決済の基本の仕組み

クレジットカードを使って商品やサービスを購入した場合、決済の手続きによりカード会社から店舗に対して代金が支払われます。これは商品やサービスを購入した人の代わりに、カード会社が立て替え払いをしている状態です。
なお、カード会社と店舗の契約によりクレジットカード決済が可能になるため、カード会社と契約していない店舗では、クレジットカードによる買い物ができません。カード会社は、実際に商品やサービスを購入した人に対して後日代金を請求します。あらかじめ決められた日に請求が行われるため、着実に支払いましょう。

一般的なクレジットカード決済後の返金の流れ

ここでは、クレジットカードの返金の流れや手続きとともに、返金されるタイミングについて解説します。

返金処理の手続き

返金を希望する際は、まず商品を購入した実店舗やネットショップに連絡し、返品の旨を伝えましょう。実店舗で購入した商品を返品する場合は、本人がクレジットカードを持参して来店するとスムーズです。ネットショップで購入した商品を返品する場合は、電話や問い合わせフォームなどを利用して返品の意思を伝えます。
店舗が返品の連絡を受けるとカード会社へ連絡し、返金の手続きを進めます。そのため、クレジットカードを使用した本人がカード会社に直接連絡する必要はありません。

返金完了のタイミング

返金が完了するタイミングは、クレジットカードの締め日によって異なります。締め日の前に返品を申し出て返金処理が実行されると、クレジットカードの請求と返金が相殺されます。そのため、商品の代金は請求されません。
しかし、締め日の後に返品を申し出て返金処理が行われた場合は、相殺が間にあいません。よって、商品の代金が一度請求され、翌月に返金されます。返品を申し出るタイミングによっては、返品した商品の代金を一度支払う必要があるため注意しましょう。

クレジットカードの返金を受ける際の注意点

クレジットカードの返金を受けるときに、いくつか気をつけたいことがあります。以下で具体的な注意点を解説します。

現金では返金されない

クレジットカード決済で購入した商品を返品する場合、基本的に現金による返金は行われません。クレジットカード決済をキャンセルし、相殺します。これは、クレジットカード決済の際に店舗が負担する手数料を発生させないためです。また、クレジットカードのショッピング枠の現金化を防止する目的もあります。

獲得したポイントは取り消しとなる

クレジットカードは、購入金額に応じてポイントが付与される場合も多いです。しかし、購入した商品を返品すれば、その分のポイントも取り消されます。商品の購入にポイントを利用していた場合、その分は返金されません。クレジットカードによっては、消費したポイントが返還されない恐れもあるため、注意が必要です。

ご利用明細書に記載される場合がある

すでに触れたとおり、クレジットカードの締め日を過ぎてから返品や返金の処理が行われた場合、代金が一度請求されてから相殺されます。
そのため、返品した商品を購入したという記録がご利用明細書に記載される可能性があります。返品する際はあらかじめ締め日を確認しておき、ご利用明細書に記載があっても慌てないようにしましょう。

送料や手数料が発生する場合もある

購入した商品を返品すると、送料や手数料がかかるケースもあります。たとえば、ネットショップで購入した商品を返品するために送り返す場合、返品理由によっては送料を負担しなければならない可能性があります。払い戻し手数料がかかるケースもあるため、よく確認してください。

返品したのに返金されないときの対処法

クレジットカードで購入した商品を返品した場合、長くても2ヶ月程度で返金が完了します。なかなか返金されない場合は、手続きが滞っている可能性が高いです。ここでは、返金されないときの対処法を解説します。

クレジットカードの利用明細を確認

払い戻しの手続きが行われても、カード会社からは特に連絡がありません。そのため、まずはご利用明細書を確認して状況を把握しましょう。クレジットカードの利用回数が多いと、返金に関する記述を見逃している恐れもあります。

商品購入店に連絡

商品を購入した店舗に連絡を入れ、カード会社に対して返金の手続きをいつ行ったか問い合わせます。返品を受け付けた店舗が手続きを忘れている可能性もあるため、まず現状について確認しましょう。

クレジットカード会社に連絡

店舗が返金処理を完了しているなら、カード会社で返金処理が滞っていると考えられます。ご利用明細書で返金処理を確認できないものの、店舗で返金処理が済んでいる場合は、カード会社に直接連絡して状況を確認してください。

返品以外で返金される場合

クレジットカードで返金処理がされる理由は、ほとんどが返品です。しかし、なかには返品以外で返金されるケースもあります。以下で具体的に解説します。

商品注文のキャンセル

商品の返品を申し出た場合だけでなく、ネットショップでの注文がキャンセルになった場合も返金処理が行われる可能性があります。注文を受けて発送を完了する前に、クレジットカード決済を行う店舗もあるからです。その場合、キャンセルとともに返金処理が実行されます。

クーリングオフ

クーリングオフにより契約を解除した場合、すでにクレジットカードで代金を支払っていても返金を受けられます。クーリングオフを利用するには、書面を通じて契約解除や返金について申請する必要があります。

クレジットカードの不正利用の補償

クレジットカードを不正利用されても、カード会社の補償により返金処理が行われるケースがあります。ただし、推測されやすい暗証番号を設定していたり規約違反があったりすれば、補償されないケースもあるので注意が必要です。
着実に補償を受けるためには、基本的なルールを確認したうえで、日頃から正しくクレジットカードを利用することが大切です。

クレジットカードの二重請求の解消

クレジットカード決済では、稀に二重請求が行われる場合があります。原因は、店舗やカード会社が決済を処理する際のミスです。カード会社に連絡して確認すれば、必要以上に請求された分について払い戻しを受けられます。

海外でのデポジットの払い戻し

クレジットカードによるデポジットが必要な海外のホテルやレンタカーなどを利用した場合、後からデポジット分が返金処理されます。デポジットは支払いを保証するための預かり金であり、支払いが完了すれば返金される仕組みになっています。

よくある疑問

クレジットカードの返金については、さまざまな疑問が寄せられえいます。ここでは、よくある疑問とそれに対する返答について解説します。

外貨払いの場合

外貨払いを利用すると、購入時と返金時の為替レートが異なる可能性があります。どのタイミングの為替レートを基準にして返金するかは、カード会社の判断によります。購入時と返金時の為替レートが大きく変動すれば、金銭的な損失が生じる可能性があるでしょう。外貨払いを利用する際は注意が必要です。

クレジットカードを解約した場合

返金の予定があるクレジットカードを返金前に解約しても、きちんと返金を受けられます。クレジットカードの請求のために登録していた引き落とし口座に返金されるため、ご利用明細を確認しましょう。ただし、登録していた引き落とし口座も解約している場合は、カード会社に連絡して別の口座を指定する必要があります。

クレジットカードの支払額がマイナスになった場合

返金される金額が多いと、クレジットカードの支払額がマイナスになる可能性もあります。支払額がマイナスになると相殺では正しく返金できないため、差額分が引き落とし口座に振り込まれます。

きちんと返金がされているか確認することが大切

クレジットカードの返金を受ける場合、返金の希望を申し出るタイミングと実際に返金されるタイミングは異なります。タイムラグが発生するため、返金されたかどうかの確認を忘れる人もいます。
きちんと返金を受けるためには、ご利用明細でしっかり確認することが大切です。返金を受けるまでは、返金の処理が行われている事実を忘れないようにしましょう。

まとめ

クレジットカードによる返金は、基本的に相殺により行われます。商品の返品を申し出てから返金されるまでに時間がかかるため、注意しましょう。締め日を確認し、返金されたかどうか着実に確認してください。