クレジットカードを解約するデメリットはある?放置が危険な理由や注意点とともに解説

クレジットカードを解約するデメリットはある?放置が危険な理由や注意点とともに解説 クレジットカードを解約するデメリットはある?放置が危険な理由や注意点とともに解説

クレジットカードを解約するデメリットはある?放置が危険な理由や注意点とともに解説

クレジットカードを解約せずに放置すると、さまざまなデメリットが生じます。ただし、クレジットカードの解約も場合によってはデメリットになるため注意が必要です。この記事は、クレジットカードの解約を検討している人に向けて、クレジットカードを解約する際のデメリットを解説します。解約の注意点も解説するため、ぜひ参考にしてください。

不要なクレジットカードを解約せず放置した場合のデメリット

不要なクレジットカードを解約せずに放置すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、クレジットカードを放置した場合のデメリットを具体的に解説します。

管理が複雑になる

クレジットカードがたくさんある場合、その分だけ管理に手間がかかります。まず、保有しているクレジットカードの暗証番号をすべて覚えておかなければなりません。また、どのクレジットカードをどの銀行口座と紐付けているかについても、正確に把握する必要があります。さらに、それぞれの引き落とし日にあわせた口座残高の調整も不可欠です。

ほかのクレジットカードを作りにくくなる

クレジットカードの保有数が多いと、新しくクレジットカードを作るときに不利になる可能性があります。たとえば、限度額が低くなったり、そもそもクレジットカードの発行が認められなかったりします。クレジットカードをたくさん保有していれば、その分だけ総与信枠も大きくなるからです。

不正利用に気づかないリスクがある

クレジットカードの数が多くてきちんと管理できていないと、不正利用されても気づきにくくなります。クレジットカード番号を第三者に盗まれた場合、悪用されて身に覚えのない請求がくるおそれもあります。特に、普段明細をチェックしていないクレジットカードがあれば、不正利用されても気づくのが遅くなる可能性が高くなるでしょう。

無駄な年会費を支払う可能性がある

クレジットカードのなかには、年会費がかかるものもあります。保有していれば無条件で年会費がかかる場合もあれば、一定期間中に利用しないと年会費がかかる場合もあります。使っていないクレジットカードを解約せずに放置していると、気づかないうちに無駄な年会費を支払っているかもしれません。

クレジットカードを解約するデメリット

基本的に不要なクレジットカードは解約するのが望ましいですが、解約によりデメリットが発生する可能性もあります。ここでは、クレジットカードを解約するデメリットを解説します。

ポイントが使えなくなる

ポイントが残っているクレジットカードを解約する場合、せっかく貯めたポイントが消滅する可能性があります。過去にクレジットカードを使用していれば、少なからずポイントが貯まっています。そのため、不要なクレジットカードを解約するなら、あらかじめポイントの残高を確認しましょう。ポイントをしっかり使い切ったうえで解約するのがおすすめです。

支払った年会費が無駄になる

クレジットカードのなかには、年会費がかかる場合もあります。年会費を支払った直後のタイミングに解約すると、せっかく支払った年会費が無駄になるでしょう。年会費は基本的に自動で引き落としになるため、年会費を支払っていることに気づいていない人もいます。年会費がかかるクレジットカードを解約するときは、事前に支払時期をよく確認してください。

支払いが不便になる

クレジットカードのなかには、割引の特典がついているものもあります。そのようなクレジットカードを解約すれば、その後は割引を受けられなくなります。よく利用する店舗での割引があるクレジットカードについては、解約についてよく検討しましょう。
また、保有しているすべてのクレジットカードを解約すると、ほかの決済手段が使えないときに不便になります。

解約するクレジットカードの選定方法

クレジットカードを整理するときは、1年以上使っていないものから解約を検討しましょう。クレジットカードを短期間で解約すると信用情報に傷がつくおそれもあるため、早期の解約は避けたほうが無難です。
また、クレジットカードの特典が自分のライフスタイルにあっているかどうかもチェックしてください。年会費を払っているにもかかわらずメリットを感じられないクレジットカードや、還元率が低いクレジットカードから解約したほうがよいでしょう。

クレジットカードを解約する際の注意点

クレジットカードを解約する際にはいくつか気をつけるべきことがあります。ここでは、具体的な注意点を解説します。

事前に支払い方法を変更する

支払方法としてクレジットカードを設定しているものがあれば、解約前に変更しましょう。支払方法を変更せずにクレジットカードを解約した場合、サービス料金の支払いができなくなります。サービスの利用が停止したり、料金が延滞の扱いになったりするおそれがあるため、注意が必要です。

未払い額を把握する

解約するクレジットカードの未払い額がいくらあるかについても、確認しましょう。リボ払いや分割払いによりまだ支払っていない金額がある場合、クレジットカード会社によっては解約とともに一括返済を求められる可能性があります。高額をまとめて返済するのが難しいなら、リボ払いや分割払いが終わってから解約したほうがよいでしょう。

ETCカードの利用状況をチェックする

クレジットカードを解約すれば、付帯しているETCカードも使えなくなります。ETCカードを利用し続けたい場合、クレジットカードの解約は考え直したほうがよいでしょう。現在はETCカードを利用していないとしても、今後利用する可能性がないか改めて考えることが大切です。

ポイントの残高を確認する

それまでクレジットカードを頻繁に使用していた場合、ポイントが多く貯まっている可能性があります。ポイントを残して解約すると、せっかく貯まったポイントが消滅してしまいます。解約前にポイントの残高を確認し、必ず使い切ってから解約の手続きを行いましょう。

年会費を支払った直後でないか調べる

年会費がかかるクレジットカードは、年会費を支払った直後に解約するともったいないです。年会費は年に一度一括払いするケースがほとんどであるため、支払いのタイミングをよく確認しましょう。年会費を支払ったばかりであれば、次の支払いのタイミングにあわせて解約したほうが無駄はありません。

解約時に手数料がかからないか確認する

クレジットカードを解約する場合、基本的に手数料は発生しません。ただし、なかには手数料が発生するクレジットカードも存在します。クレジットカードによって解約時の手数料の有無は異なるため、注意が必要です。手数料がかかるかどうかについては、解約の手続きをする前に確認しておきましょう。

クレジットカードの解約方法

ここでは、クレジットカードを解約する方法について、具体的に解説します。

電話で連絡する

クレジットカードを解約したい場合は、クレジットカード会社へ電話で連絡をします。クレジットカードの裏面に記載されている電話番号を確認してください。電話で連絡した場合、基本的にほかの手続きは必要ありません。電話だけで解約が完了するため、簡単かつスピーディに手続きできます。

オンラインで解約届を入手する

クレジットカードは、解約届の提出により解約する方法もあります。クレジットカード会社のホームページにアクセスし、解約届を印刷しましょう。必要事項を記入してクレジットカード会社へ郵送すると、解約の手続きができます。クレジットカード会社に解約届が届いて確認作業が終われば、解約が完了します。

資料請求で解約届を入手する

解約届は、クレジットカード会社へ直接請求して入手する方法もあります。クレジットカード会社に連絡し、郵送で解約届を送付してもらいましょう。オンラインで解約届を入手する場合と同様、解約届に必要事項を記入して返送します。その後、クレジットカード会社での確認が済めば解約できます。ただし、ほかの方法と比較すると時間がかかる点に注意が必要です。

まとめ

不要なクレジットカードがある場合、状況によっては解約したほうがよいでしょう。ただし、クレジットカードを解約するとデメリットが生じるケースもあるため、事前によく検討することが大切です。